デザイン と モノ作り


山極 博史 の デザインな毎日
by yamadesign
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技術とデザイン

新しいモノを生み出す、
僕にとってとてもやりがいのあることです。

そしてそれと同時におこなっていることが
古いもののメンテナンス。

メンテナンスはメーカー、年代を問わずに行なっています。
なぜかというと、
ひとつはモノができれば永く使ってほしいということと、
もうひとつは自分の勉強の為です。
古いモノには新しいモノを生み出す為のヒントが
たくさん詰まっています。


そしてまたひとつメンテナンスのご依頼を受けました。
届いたのは、おそらくヨーロッパのものと思われる
チークのダイニングチェア。

使い込まれて、チークがとてもいい風合いになっていました。
ですが座面が破れて、底が抜けていました。
座の底板には合板が使われていますが、
その厚みが5ミリほどでした。
一般的には最低でも底板には9〜12ミリを使いますので
5ミリはかなり薄いです。

ですが、5ミリという薄さを利用して
アールの木部にカーブを描きながら沿って貼り込まれています。
厚い板ではそうは曲がらないので
なるほどと思う構造です。

ただその板が劣化してぼろぼろにはがれていました。
見た感じからすると湿気でやられた感じがします。
人の体重がかかりますので、あわせて劣化がより進んだと言う感じでしょうか。

海外では湿気の少なさの点でそれで大丈夫だったのでしょうが
日本に来てその薄さゆえ
少しずつ湿気に負けたのではないかなあといった感じです。
特に永くつかうものに関してはほんの少しの湿気が響いてしまうようです。
自動車などでも旧車に乗っている友人が、
日本は錆がすぐ出るのでいい状態の旧車が少ないと
言っていたのがうなずけます。

ですがフレームはしっかりしていました。
チークという素材は耐久性がとてもあり、船に使われるくらいですので。
水分にも強いです。

前脚と後脚をつなぐ貫材の厚みは約20ミリしかありません。
さらに脚との接合部は先細で厚みは16ミリくらいです。
かなり薄いです。

デザインするときに
椅子の接合部の厚みを16ミリにするのは勇気がいります。

おそらく日本の多くの職人さんは
「無理だよ!」といわれると思います。

さらに、普通は角に補強に隅木という材を付けるのですが
それもなしです。

接合部16ミリ厚に加えて、隅木もなしでお願いしますと言ったら
「バカヤローッ!」と言われる可能性大です。
技術の上に成り立つデザインです。

いい具合の合理化がされたデザインです。

今回もかなりいい勉強になりそうです。
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by yamadesign | 2010-01-31 09:13

自然素材ー革

久しぶりに革屋さんへいった。
椅子のシートに使用する革を探すためだ、

そして、久しぶりにオーナーさんに会った
お元気そうだった。

細かなサイズのことをいろいろ説明していただいた。

革のサイズはデシという単位で計ります。
1デシは10cm角の大きさです。
椅子のサイズと照らし合わせながら、
また素材の種類や色味をみながら探していきます。

通常のインテリアレザーはソファなどに張りやすいようにある程度の厚みに
薄くして、鞣し方で一般的に柔らかい状態になっています。

ですが、革やさんでは割と厚手のものや素上げの状態のとってもナチュラルなもの
などが置いてあります。

やっぱり、いいです。
そんな素上げに近い革には自然素材特有の傷もあり、

革やさんは、
「やっぱりこんな傷とかも入ってしまうんですよ」

と言うのですが。

僕「それがいいんですよ」と返事。

そう、やっぱりそれが自然素材ですので
そういう部分こそ革らしいので、
ぼくは好きだし、
逆にかっこいいと思いますし、
はじくなんてもったいないですね。

あとは、そんな傷をうまく生かすか殺すかは腕次第!
といったところでしょうか。


いい椅子の座面となるでしょう。
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by yamadesign | 2010-01-27 08:21

しあわせな家具展     あと約40日

展示会の打ち合わせでの慌ただしい東京での1日を終え
最終電車ぎりぎりで帰阪した。

家具に携わる人たちとお会いしていろいろ話をした、
そして裏切られた。。

といってもがっかりと言う訳ではなくて、
いい意味で裏切られた。
いやあ、やっぱり家具に携わる人に悪い人はいない、のかどうかは
わかりませんが。
皆、本で見ていたよりあたたかな感じでいい人ばかりで楽しいときを過ごせた。
印象ってわかりませんね。

無理して行ってよかったと思いました。
それと同時にがんばっているなあという思いと刺激も受けながら。
もうあまり時間もないですが、少しでもいい展示にしたいと思います。

「しあわせな家具展」
3/4〜3/14  新宿OZONE

3/6にはトークショーも行なわれます。
僕も出ますのでよろしく。
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by yamadesign | 2010-01-26 07:59

しあわせな家具展

3月に東京のOZONEにて11組の家具に携わるクリエーターによる展示がおこなわれます。

その11組の一人として僕も参加することとなった。
もうOZONEのHPなどでは告知されていますが、
まだ内容等で未決定なことも多々あります。

その打ち合わせで日曜日は東京へ行くこととなった。
ほかの10組の方々もほとんど面識もないですが、
雑誌や展示会でお名前は拝見していたりするので
ちょっと楽しみにしています。

さすがにそれぞれが、それぞれのスタンスで方向性等確立されていらっしゃるので
打ち合わせも一筋縄ではいかないだろうなあとも想像しながらも
いい展示にしたいと思います。

初めて会う機会なので
どんな方か気になるところですが、
いい出会いができればと思います。

まあ、今回はいろいろスケジュールがつまっているのでとんぼ返りになりそうですが・・・。

「しあわせな家具展」
3/4〜3/16     東京新宿OZONE にて
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by yamadesign | 2010-01-23 01:51

ワークショップ& トークショー

先日お知らせしました2/7のワークショップに関しての
ご質問やお問い合わせがちょこちょこありましたので

ちょっと詳細を記入しておきます。

2/7は本の出版記念イベントとなります、
昨年出版されたカトラリーの本のイベントですが
その本に出ている作家さん達の中から関西で活動する5人によって行なわれるものです。

場所はその5人の中の
川端さんの工房、マンマミーアさんで行なわれます。
滋賀県の甲賀町になります、廃校になった学校を利用した素敵な空間ですので
行くだけでも癒されるかもしれません。

僕も行ったことがないので当日を楽しみにしています。

内容は5人が各講師となり5つのワークショップが行なわれます。
僕はジャムヘラ&ジャムヘラレストのワークショップを行ないます。
ジャムヘラは各自が好きな形状にデザインし、そこからナイフで削って
やすりで磨いて仕上げます。
最後にクルミをしぼってもらいクルミのオイルフィニッシュで仕上げます。
ジャムヘラレストは板状のものです
ジャムとジャムヘラが置けるもので、
こちらは板を簡単に面を取ったりして仕上げます。

今回は記念イベントとして金額も1,000円と設定させていただきました。
本をお持ちの方はさ700円になりますので。

そしてワークショップのあとは
トークショーです。


著者の西川氏を迎えてモノ作りの楽しみなどなど
楽しい話になると思います。
こちらは無料ですのでお気軽にどうぞ。

ちなみに西川氏は木にかかわる人などを専門に取材されている
ライターさんです。かなりの数の作家さんやクリエーターを取材されており、
おそらくその辺の専門家よりモノを的確に見てらっしゃると思います。
何度かお話しさせていただいたことがありますが、ほんとうにこちらが
勉強になります。


そんなイベントですが、よろしければどうぞ
お気軽にお問い合わせ下さい。
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by yamadesign | 2010-01-21 01:43

デザインを進めるよきパートナー

久しぶりに曲げ加工の職人さんのところへ行った、

こじんまりした工場ではあるが、
仕事は大手のメーカーさんのものや有名な家具の曲げ部品など
をされている。

戸を開けると
「おー、元気にやってる?」と笑顔で迎えてくれた。

ほんとにいい方で、僕達のような少量などにも答えてくれます。

こういった職人さんに支えられてうたたねの商品達は生まれます。

僕は工房というジャンルでは少し動きが特殊かもしれない。
やはりいいものを作ろうと思うといろんな壁にぶち当たります。

一番はじめの頃は、もう10年くらい前ですが、
ある椅子の背のデザインを半径300mmのアールとしていた。
そしてそれを無垢の木の削りだしで製作していました。

でもやっぱり削り出しだと、木目の出方が
卵模様のようになることと、長く使っているとどうしてもアールがきついので
ささくれが出てしまうんです。
出にくいようにウレタン塗装で固めれば、ささくれは防げたりしますが、雰囲気が
あまり好きではない。

そこである時から、曲げの成形合板に変えることにしました。
薄い板を重ねて型にはめて接着する技法です。
で、自分で型を作って曲げるのですが、
自分で曲げるとなると型の問題や設備の問題、接着剤の問題などいろんなことで
半径300mmはちょっと厳しくなってきます。

そこでしばらくは半径700mmくらいのアールになっていました。
とりあえず、見た目の木目はクリアできました。
ただ思っているアールより少し広いアールなので、完全にはデザインを納得していませんでした。。

それからしばらくして、知り合いから曲げ加工している職人さんを紹介してもらいました。
それが今もおつきあいさせていただいてるところです。。
さすがに専門なので、こんなに曲がるのかというくらいの形状にできるのです。
接着も高周波を使っての、個人ではできない強いものができます。
もちろん、強度もばっちり、当然自分でやるよりコストも下がったし。

それでやっと、思っていたデザインが完成です。。
やはり、もう40年もやっている曲げのプロフェッショナルですから
僕たちがやるより数段良いです。

モノのレベルは上がるし、質も上がるし、デザインの妥協もなくなるし、
値段も少し下げることができるし、お客さんにとってもいいものが提供できるし。

そんな感じでいい職人さん達との出会いが
今後もたくさんあればと思います。

歴史に残るデザイナー、フィンユールには
ニールスヴォッターという素晴らしい職人がいて
歴史的な家具が生まれたように

僕たちと、曲げ屋さんでも
何かすごいものができるかも知れませんね。
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by yamadesign | 2010-01-18 10:42

地震対策

テレビや雑誌などで時折防災に関することがやっている。

ニュースでも実際に様々な災害が伝えられることも多く、
次は南海か東海かなどというようなこともよく言われています。

ちょうどテレビを見ていると地震対策という特集をしていたので
見ていると、

大きな地震の際には家具が倒れて下敷きになったりの怪我が
かなり多いということが伝えられていた。

そして、その対策として
突っ張りなどの器具を付けましょうという内容であった。

で、その最後の締めくくりとして

「突っ張り器具は、非常に有効な対策です。ただ、見た目があまりかっこよくない
ということで付けるのを辞める人も多いです。しかし、命は大切ですので、ぜひ取り付けを」

ということを言っていました。

その通りなんですが。。。

やはりインテリアが好きな人は、家具の把手やつまみ、飾るお皿やオブジェなど
お部屋の細かいところにまでこだわったりします。

そうなると、せっかくこだわったお部屋に全くテイストの違う器具をつけたりするのは
当然抵抗があります。

オーダー家具の提案の場合にはそれに違和感のないものや
目立たなくするような突っ張り器具を
合わせて提案していますが、

やはりもっと市販の器具のデザインは考える余地があると思います。
正直なところかっこ悪いものが多いですね。

インテリアが好きな方が喜んで付けられるような形状やバリエーションなど
ぜひとも考えないといけないところだなあと思います。
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by yamadesign | 2010-01-14 08:32

ワークショップ&出版記念イベント

来る2/6にワークショップを行ないます。
場所は恒例のウーバレゴーデンさんにて。

内容はジャムヘラを作ります、
そしてウーバレ特製のジャムが付きます。
バレンタイン前なので、
お父さんや大切な人に手作りの一品はどうですか?という主旨でいきましょうと
ウーバレのスタッフと話をしながら決めました。


そしてその次の日2/7(2日連続でのイベントです。)
場所はちょっと遠方になりますが滋賀県の自然溢れるマンマミーアさんにて行ないます。

こちらは出版された本 「 手づくりする木のカトラリー 」 の記念イベントになります。
この本に出ている中の5人が当日それぞれ5つのワークショップを行ないます。
そしてその後に本の著者の西川氏を迎えて、
それぞれのモノ作りやモノ作りの現場についてトークショーが行なわれます。
こちらは出版記念イベントということで、ワークショップは安く設定されていますので、
ふるってご参加いただければと思います。

ぼくも行ったことがないですが、
田舎の廃校になったところを改装してカフェ、工房をされています。
雑誌などでは何度か見て知っていましたが
うかがうのが楽しみです。
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by yamadesign | 2010-01-09 08:42

今年もよろしくお願いします。

さていよいよ本年も始動です。
ショップは土曜日からですが少しづつ始動していきます。

始動がはじまったら、今年はかなり早くから本格的に動きます。
様々な仕事が決まっていっていますので、冷静にダッシュしていこと思います。

今年もさらにステップアップしていけるように努めますので
本年もどうぞよろしくお願いします。。





それから、
近くHPにて詳細を記ますが、アルバイトスタッフを追加募集する予定です。
詳細は後日HPにて。。
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by yamadesign | 2010-01-05 10:45
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