デザイン と モノ作り


山極 博史 の デザインな毎日
by yamadesign
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失敗してしまった、大赤字です。。

使用する材料に突き板というのがある
無垢材ではなくて、表面に薄い木を貼った材料で
無垢では反ったり具合が悪い部分や軽量化したい時などに使用します。

そんな突き板ですが、
通常は薄い板に貼った状態(2.7mmくらい)で仕入れて使います。

今回ある部分に使用する事になり
業者にちょっと問い合わせてみると、
「その樹種は少し時間がかかりますよ」とのことで、
「板に貼る前のかなりうすーい元の状態ならすぐ出せます」とのことでした、
じゃあ時間もあまりないのでそれでいくかあと、
そのシート状の木を仕入れました。

その厚みは大体0.2〜0.3mmくらいなので
向こうもうっすら見えるくらいなのです。
それが突き板の元の状態です。

今までは板に貼った状態で仕入れてたので
このシートの状態で仕入れるというのは、
あまりやってる工房など聞いたことがないので
他の人に聞いても、これといっていいアドバイスが聞けなかった。

でも、アイロンを使って貼ればうまくいくとの情報から、
まあなんとかいくだろうと
シートの端っこをちぎって実験的にアイロンでのりを塗って木に貼ってみた。

すると、アイロンを滑らすとさーっと木に絡むように貼り付いていき、
はじめてのことなので少し感動しながら、なるほどこうすればいいのか、
結構できるもんだなあと安心して本番は次の日にする事にして帰った。

次の日、
さてと大きな面積の板に木のシートを貼る時がきた
昨日の手順通りに進めた、本番なので慎重にやった・・・・。
面積があるので2人でやっていたが、やばい、しわしわになってしまう。
たぶんのりが少なかったんだ、これは急げと慌てて一度はがした。
なんとかきれいにはがせたので一安心、次はのりの量を増やしてもう一度やってみた、
よしうまくいくかと思ったがどうしてもシワが出る、というよりはどんどんシワが増えてくるまた慌てて剥がそうとしたが、さすがに2回目は繊維が弱っていて割れてしまった。。あー終了!
やっぱりはじめてのことは難しいですね、経験は大切です。
どうやらアイロンの温度が少しまずかったようです。
それで導管の空気が温められて膨らんで、よりシワを出してしまったようです。
最初の実験のときは、たまたま偶然にアイロンの温度が
適温になってうまくいってしまったようです。

結局お客さんには、申し訳なかったですが少しお時間をいただき、
また新しいのを仕入れて作り直してお出ししました。

まあ、いい勉強しました。久しぶりにかなり焦りました。
大赤字です!
がんばって取りかえさなければ。。
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by yamadesign | 2008-05-31 18:39

スツールをグッドデザインに選定していただきました

今日、大阪デザインセンターより通知をいただいた。
デザイン販売をしているnene(スツール)が
大阪デザインセンターのグッドデザイン商品に選定されたとのことだ。。
これは非常にうれしい!

このスツールはほんとにシンプルであるが、座り心地や使い勝手を考えた
様々な場所で活躍してくれる椅子である。
2001年くらいから販売しており、うちでの主力商品である、といっても
ハンドメードでひとつひとつ製作するのでさほど数は出せないのであるが。

使用されている方の意見もいろいろと聞いていて、使い勝手もよく、
派手さはないが今後もスタンダードなスツールとして
息の永い商品となっていってくれるのではないかと思っています。

そんなneneですが、
もともとは、とあるショップの方からショップのデスクで作業したりするスツールが
ほしいということでデザインしたものである。

そのショップが長家を改装されたところということもあり、
少し和も意識しながら座り心地も考えて形に起こしました。
それがneneの第1号です。8年程経ちますが今も現役でお使いいただいています。

板脚ですので、畳やじゅうたんにも優しいです。
それから、少し改良も加えたりしながら現在に至ります。


それと名前ですが、どうしてneneなんですか?とよく聞かれます。

それはお殿さまの肘置きがちょっとイメージとなっており、
殿様を影で支えるように、生活をそっと支えてくれるアイテム。
それで大阪ということで、秀吉を支えたねねさんからのイメージ的なこともあり
neneとネーミングしています。
お時間あればご覧ください。 nene
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by yamadesign | 2008-05-29 23:29

85歳の職人さん

仕事ではいろいろな職人さんにいつもお世話になっているのですが、
今日はとある工場へうかがった。
そこに長くお世話になっている職人さんがいらっしゃるのですが今日はいらっしゃらなかった、聞くとついに引退されたということでした。
たしか一昨年くらいに85歳とお聞きしたので現在はもう少し上のはずだ。
それにしてもそんな年齢までよくされていたものだと思います。
何かお願いする時もちょっと凝ったモノのほうがよろこんでやってくれるという
根っからの職人さんである。
数年前には一度手を大きく怪我されて、
その時はお辞めになるかと他の人も言っておられたのにまた再起されました。
聞くところによると休みの日も工場へ出てきて何か製作されたりしていたそうだ。。

それにしてもこんな表にでない方達に日本は支えられているという気がします。
しかし、実際のところ安い輸入品に勝てずに廃業する工場の話をよく聞きます。
その工場も残っている方々はもうそこそこいい年齢の方達ばかりです。
しかしながらなかなか若い人を育てる余裕はないなあとよく言っておられます。
それが現状かと思います。
難しい問題ですね・・・・。

まあ、まずはご苦労様でしたと職人さんにいわないといけないですね。
またあらためてご挨拶に伺おうと思います。
ありがとうございました。
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by yamadesign | 2008-05-28 22:55

使わなくなった道具や試作品などの蚤の市

モノを生み出す仕事をしていると、必ず試作品など販売しないモノが増えてくる、それらと道具や部品などで使用しないものなども同じく増えてくる、なかには道具などで買ったけれど使ってみると自分達の仕事にはあまり合わないものなどもある。
そんな、不要だけれども、いらないものではなく使用は充分できるものは
捨てる訳にもいかず倉庫の片隅に眠ってしまうのです。
そんなモノをメールマガジンを読んでくださってる方にお知らせして蚤の市ということで安価でお分けしている。
それで新しいところでまた新しい命になって使用されればいいかなと思っています。

先日はアメリカのカンナというか、平ナイフというかそういう道具を
提供させていただいた。
それはなぜ使わなくなったかというと、押すタイプの鉋なので
使用する際に僕は違和感があったことと、刃が薄くて、針葉樹などにはいいのですが
堅木などには向かないということがあり、二回くらい使用しただけで
使わなくなったものです。もったいないですので、押す事に違和感のない方や
柔らかい材料等をよく削る方の手に渡ればうれしいです。


そんなメルマガの企画であるが、いつも何人かの方が応募してくださり、抽選になるのですが、中には見覚えのあるお客様などからの応募もちらほらとあり、、、。
できればお知り合いにお分けしたいのですが、一応抽選と言う事で僕が抽選すると
心苦しいことが多々あるので、抽選はスタッフに任せています。
そのほうが気が楽ですが、はずれてしまった方には申し訳ないと思いつつ。

この場を借りて、はずれた方にはすいませんが、また応募してみてください。
今はさほど高い倍率ではないですので、確率はそこそこあると思います。
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by yamadesign | 2008-05-27 20:25

職業病(指が汚くてごめんなさい)

職業病というとちょっと違うが、
作業をするなかで、刃物を研ぐことがあるが
その際に出る汁で、手が真っ黒になる。特にぼくのやり方は握り方が独特なので
余計にそうなるのです。
終わったあとは手を洗うのですが、石鹸で洗ってもしばらくは黒いままだ、
特に爪の間はなかなかその汚れが取れずにしばらく黒いままです。。
別にそれはいいのだけれど、その黒い手を見られるのがちょっと恥ずかしい、
そんな時に限って打ち合わせがあったりするんです。

あるとき、友人とその知り合いの方と3人で打ち合わせをしているときに
(その日も刃を磨いだ後でした。)
ふと友人が僕の手をみて「爪汚いぞ、ちゃんと手を洗ってるかあ」と言った、
そしてぼくは「 これは作業で・・・・・・・・」と説明した。
「なるほど、そうなのかあ、」ということで手が汚いのではなくて、作業でそうなると
理解してもらえた。

逆に友人にそう指摘してもらえてよかった、
言ってもらえてなかったら
おそらく相手の方はあの人は不潔な人だ、と思ったりしていたままだったかもしれない。

なので普段、手が黒いときはあまり手を見せないように気をつかったりします。


もし、手が黒い時は、作業でなったのだなあと思ってください。
一応手はいつも洗っておりますので。。
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by yamadesign | 2008-05-26 08:17

久しぶりに懐かしいテーブルに会えた

テーブルのメンテナンスをさせていただいたのですが、
それを納品に伺った。

そのテーブルはほんとに僕が独立して最初くらいに注文いただいたものなので
随分昔のものになります。

少し剥いだところが切れている部分があったので、
今回はご相談で本格的なメンテナンスをさせていただいた。
一度、剥ぎ面を割って木口を綺麗にし、もう一度加工して剥ぎ直しをした。
そして、全体をひと皮向いて、もう一度きれいに仕上げさせていただいた。
本格的にメンテナンスをするとやはり多少金額もかかってしまうのですが
これからも永くお使いいただければと思います。

それにしても僕にとって初期の頃のモノなので、
作業しながらいろいろな事を思いだしましたよ。
思い入れもありましたので。。

今でもそのお客さんがはじめて来てくれたことを覚えている。
まだショップも今の場所ではなくて、もっと大阪市の外れでした。
今もさほど大きくないところでやっていますが、
以前のショップ兼事務所はさらに小さくて、
よく「なんでここなんですか?」ときかれたりするくらいのところでした。
そんなところまでよくやってきてくださったものです。

それと震災などの影響や古い建物ということもあって
建物がびっくりするくらいいがんでいたのです。
おそらくピサの斜塔といい勝負をすると思います。
中には、気分が悪くなったと出ていかれた方も実際にいたくらいです。
僕は少しそれが楽しかったりしてたんですが。

そんな中で当時テーブルを製作していました。
(テーブルはいがんでませんが)
そんな懐かしいテーブル君に久しぶりに会えてよかったです。
といいますか、やはり納品後の家具はどうなっているか
正直なところいつもかなり心配なのです。
なので今回状況を確かめられたことはよかったです。
丁寧に使っていただいていた事もあるかとは思いますが
いい具合になっていたので。

テーブルだけでなくて、そのお客さんに今回久しぶりにお会いできた事も
うれしかったです。
結構いろいろなことをお話しさせていただきました。
お仕事もデザイナーとしてバリバリやってらっしゃるので
ジャンルは違ってもやはり参考になることもたくさんありました。
また、お会いした時にお話の続きができればうれしいです。
感謝です。。
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by yamadesign | 2008-05-24 21:14

商品開発中! 問題発生。。

ある木製ケースを考えています。
本体は問題なくまとまり、全体のデザインもまとまりつつあるのですが
その蓋の構造をどうするかで、壁に当たっています。

・・・・・・・・・試行錯誤中です。

ねじ込み式か、キャップ状にするか、
いろいろ考えながら実際に試作をしながら考えています。
しかしながらなかなかこれといったところに到達しません。
結構な時間考えているのですが・・・・・・。

ちょっと今日は切り替えて、別素材のケース類を参考にながめていました。
樹脂製の眼鏡ケース、それはとてもシンプルで、
樹脂の弾性を利用して、パチンと蓋を閉める構造です。

シャープペンシルのスライドする蓋なども見ていましたが、
よくみると結構シビアにできています。

木でもこれができればいいのですが、おそらく最初はいいが、そのうち割れや、弾性が弱くなり
機能しなくなってくると思います。
また、あまりシビアにしても湿気の関係で蓋が開かなくなったりするので、
それらをクリアしていかないといけません。

少しやってみましたが、やはり、割れたりしてしまいました。


バネを仕込んで、多くのパーツでやればできないこともないのですが、
やはりコスト的に数万円もするケースになってしまうと問題ですので
(小さなものを入れるケースですので)

タイムリミットもせまっていますし、
なんとかまとめないと。
もう少し試行錯誤してみます。。
また、報告いたします。
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by yamadesign | 2008-05-24 01:02

職業病(家具デザイナーの場合)

職業病というのはどの方にもあると思います。
僕はやはりどんな時もインテリアや家具が気になってしまいます。
構造等をついつい確かめたくなってしまいます。
テレビなどを見ていてもドラマ等で主役よりも
その部屋で使われている家具や小物に目がいくことはしょっちゅうです。

インテリア関係の方と話しをすると「あのドラマ感動したね!」
ではなくて「あのドラマのインテリアもうひとつだな!」っていう話題で白熱します。


ちょっと出かけた際に新しい家具店を見つけました。
たまたま通りがかって見つけたのですが、結構老舗の家具店が新店舗を
出されたようです。時間があったのでちょっとのぞいてみました。

かなり広いスペースに多くの家具が置かれていました。何百というアイテム数ですが
残念なことにひとつもいいと思うデザインのものがなかったです。
リーズナブルな値段ですが、モノとしてはもうひとつだなあと言った感じがしました。

もちろん僕達はプロなので目が肥えているということもあり
厳しい目で見てるから余計にそう思うのかも知れませんが、
せめてひとつくらいいいものがあればと思います。

ただ、技術はすごいです。
曲げ木、かなり3次元な成形合板、高度な削り出し、
その他樹脂類やオリジナルの金具を使ったものなど、
これだけの技術があるのにもったいないと思います。

ほんの少しのことなんだけど、そのほんの少しで差がでますね。
あのお店おしいなあ!あれをこうすればいいかもよ。
また職業病が出てしまったようです。
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by yamadesign | 2008-05-21 19:27

家具を気に入ってくれたと実感できる時!

カトラリー類やアクセサリーなどの小物、そして掛け鏡のオーダーをいただいたお宅へ
直接商品をお持ちした。
何度かオーダーいただいている方なのでテイストなどはわかっていただいていることもあり
今回はサイズなどお聞きして、細かい事はお任せいただいていました。

鏡は、トイレ空間に取り付けるもので、
全体に木の空間ですっきりと暖かみのある空間だったので
すっきりととけ込むように、そして空間の引き締め役にもなるようにと枠をデザインした、
材はご希望のウォールナットを使用しました。

鏡枠のようなシンプルなものにデザインか?と思うかもしれないですが、
やはりその枠の幅、厚み、角の面の取り方や空間での壁からの距離などで見え方は
かなり変わってきます。ほんのちょっとしたことですが、

今回もオーダーのきっかけは鏡がなかった訳ではなくて、
現状の取り付けてある鏡がどうもしっくりこない、とのことでお話をいただきました。
さて、取り付けた際に奥様には気にいっていただけたようですが
旦那さまはお帰りになって、どうだったでしょうか、
気にいっていただけているのではないかとは思うのですが。

それがわかるのはまたしばらくしてからです。
もしかしたら1年後かも知れませんし、数年後かもしれません。
お菓子屋さんのようにこの前おいしかったからまた今日も買おう、
というものではないので。
家具などが気にいってまた購入するのは時間がかかります。
一生にそうそう買うものではないので。
またオーダーしに来てくださったときが、前回のものが気に入ってくださったんだと
確認できる瞬間です。

また来てくださる事を祈ります!
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by yamadesign | 2008-05-20 10:31

父の日のギフトアイテムのデザイン

父の日に向けてある商品の開発をしています。
といってもちょっとしたもので、あると便利な小物です。その構造や形などをどうしようかと考えています。素材のこと、機能のこと、コストのことそしてほしいものであるか、
などなどを考えながら形にしてゆきます。それがなんとかまとまったので、あとは問題なく製作できるかなどを検証しながらモノにします。
もちろん父の日がすぎてもずっと使えるものですので。。

もうすぐ発表いたします。いましばらくおまちください。
詳細はうたたねHPにて出来次第掲載いたします!
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by yamadesign | 2008-05-17 23:16
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