山極 博史 の デザインな毎日
by yamadesign
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時間を作る その2 <正倉院展>
今週は連休だったこともあり、
祝日は午前中は仕事をして、
午後は時間を作って出かけることにした。
正倉院展を見に行くことにした。
その発端ですが
息子が
「見に行こう」 と言ったのでいくことにしたのですが。
まだ小学生の低学年で歴史の勉強も始まっていないのに。
そんなことに興味があるのか、
最近歴史がアニメになったりと少し身近に感じているのかもしれません。
奈良は今、せんとくんでおなじみの平城遷都1300年祭の真っ最中です。
その為かなりの混雑でした。
今年で第62回目の正倉院展ですが、
1時間くらい並んでやっとのことで会場に入れました。
実は僕もこの展示は初めてです。
おそらく息子が行くと言わなければ僕も行ってなかったとおもいますが。
行ってよかったです。
奈良時代にシルクロードなどを渡って、伝えられたものや
日本の至宝が納められている正倉院の
数々の工芸品などが展示されています。
かなりの数のものが納められており、それが毎年展示されていますが
62回を経た今でもまだまだ初見参のものが展示されており、
気の遠くなるような数の品々が正倉院には納められておりそれらを毎年
見に行ったとしても、生きているうちに鑑賞できるのはほんの一部ということに
なってしまいます。
そう考えると毎年見学に行かれる方の気持ちがよくわかります、
テレビや本でみるのとは現物はひと味ちがいますね。
ぜひ来年も行こうとおもいます。
レベルの高い細工はほんとうにすごいですね、
それもそんな奈良時代に。。
今回、それらを製作した匠が使用していた当時の道具類も展示されていました、
かんな、たがね、やすり、などなど。
それらは使い込まれて、刃がすり減っているなど歴史をかんじさせてくれました。
ですが、それらの道具を見ていてもどれも簡素なもので
現代の道具と比べるとどう見ても精度が出せそうには見えません。
ですが、それらで作ったものが同じ展示会場に並んでいます。
どれも精巧で細かい細工が施されています。
動物や植物をモチーフにした優雅な彫刻など
やはり推測するに、
当時の匠は本当に時間をかけてこつこつと、
そしてかなりのレベルの高い技術をもっていたのだと思います。
冬になるとスキーをするのですが、
やはり昔のスキー板は木や竹でできており
板と足をひもでくくった簡素なものでした。
現在のスキー板は、樹脂で出来ており、ワンタッチでブーツも取り付けられ、
体重をかけるだけでターンを描けるように設計されています。
昔の板は体重移動やバランスを絶妙にとりながらターンするというような
かなりの技術を要します。
昔のスキー板を今使うとほとんどの人が滑れないと言われます。
どの世界も道具の進歩がレベルアップを計っているのだとおもいます。
ただ、失われたものもあるのでしょうが。。。。。
そんなことを考えながら、正倉院展を鑑賞していたのですが
息子は、この人ごみの中おそらくすぐに疲れてしまうのだろうと
思っていたのですが、、、
ひとつひとつの展示をガラスにはりつくように見ていました。
驚いたことに、メモを取り出して漢字もまだろくに書けないのですが
それらの展示の説明とスケッチをはじめました。
「あれは何と書いてるの?」
「あれは何につかうの?」といろいろ質問します。
ぼくが驚いてしまいました。
結局最後の展示までじっくりと鑑賞してメモを取り、
紙にひらがなでびっしりとなっていました。
子供にはどう見えていたのでしょうか?
1000年以上も昔のものが今ここに、人はいないが
モノはある。そのレベルでの仕事にどれだけ
近づけるのかと自問自答しながら葛藤しながら。。。
正倉院の奥の深さと
息子の奥の深さを知った日でした。
来年も行こう!
祝日は午前中は仕事をして、
午後は時間を作って出かけることにした。
正倉院展を見に行くことにした。
その発端ですが
息子が
「見に行こう」 と言ったのでいくことにしたのですが。
まだ小学生の低学年で歴史の勉強も始まっていないのに。
そんなことに興味があるのか、
最近歴史がアニメになったりと少し身近に感じているのかもしれません。
奈良は今、せんとくんでおなじみの平城遷都1300年祭の真っ最中です。
その為かなりの混雑でした。
今年で第62回目の正倉院展ですが、
1時間くらい並んでやっとのことで会場に入れました。
実は僕もこの展示は初めてです。
おそらく息子が行くと言わなければ僕も行ってなかったとおもいますが。
行ってよかったです。
奈良時代にシルクロードなどを渡って、伝えられたものや
日本の至宝が納められている正倉院の
数々の工芸品などが展示されています。
かなりの数のものが納められており、それが毎年展示されていますが
62回を経た今でもまだまだ初見参のものが展示されており、
気の遠くなるような数の品々が正倉院には納められておりそれらを毎年
見に行ったとしても、生きているうちに鑑賞できるのはほんの一部ということに
なってしまいます。
そう考えると毎年見学に行かれる方の気持ちがよくわかります、
テレビや本でみるのとは現物はひと味ちがいますね。
ぜひ来年も行こうとおもいます。
レベルの高い細工はほんとうにすごいですね、
それもそんな奈良時代に。。
今回、それらを製作した匠が使用していた当時の道具類も展示されていました、
かんな、たがね、やすり、などなど。
それらは使い込まれて、刃がすり減っているなど歴史をかんじさせてくれました。
ですが、それらの道具を見ていてもどれも簡素なもので
現代の道具と比べるとどう見ても精度が出せそうには見えません。
ですが、それらで作ったものが同じ展示会場に並んでいます。
どれも精巧で細かい細工が施されています。
動物や植物をモチーフにした優雅な彫刻など
やはり推測するに、
当時の匠は本当に時間をかけてこつこつと、
そしてかなりのレベルの高い技術をもっていたのだと思います。
冬になるとスキーをするのですが、
やはり昔のスキー板は木や竹でできており
板と足をひもでくくった簡素なものでした。
現在のスキー板は、樹脂で出来ており、ワンタッチでブーツも取り付けられ、
体重をかけるだけでターンを描けるように設計されています。
昔の板は体重移動やバランスを絶妙にとりながらターンするというような
かなりの技術を要します。
昔のスキー板を今使うとほとんどの人が滑れないと言われます。
どの世界も道具の進歩がレベルアップを計っているのだとおもいます。
ただ、失われたものもあるのでしょうが。。。。。
そんなことを考えながら、正倉院展を鑑賞していたのですが
息子は、この人ごみの中おそらくすぐに疲れてしまうのだろうと
思っていたのですが、、、
ひとつひとつの展示をガラスにはりつくように見ていました。
驚いたことに、メモを取り出して漢字もまだろくに書けないのですが
それらの展示の説明とスケッチをはじめました。
「あれは何と書いてるの?」
「あれは何につかうの?」といろいろ質問します。
ぼくが驚いてしまいました。
結局最後の展示までじっくりと鑑賞してメモを取り、
紙にひらがなでびっしりとなっていました。
子供にはどう見えていたのでしょうか?
1000年以上も昔のものが今ここに、人はいないが
モノはある。そのレベルでの仕事にどれだけ
近づけるのかと自問自答しながら葛藤しながら。。。
正倉院の奥の深さと
息子の奥の深さを知った日でした。
来年も行こう!
by yamadesign
| 2010-11-04 09:41
| お出かけ・旅
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